水と緑豊かな郷「荻生(おぎゅう)」 | 富山県黒部市/荻生の舘

音頭取りの碑

音頭取りの碑(観世音松乃戸の碑)

見どころ

荒井野の薬師堂の隣に、観世音松乃戸という石碑があります。これは下田仙右ヱ門という音頭取の碑で、元はこれより200mほど南方に長正寺と沖へ行く三叉路の間にあったもので、基盤整備の際に現在の場所に移されました。
この仙右ヱ門氏のは、村でも上農の家でした。美声の持主でしかも記憶力が抜群で、当時、愛本村明日の法福寺御堂が建ったときには石搗に招かれました。この時降雨期であったためか18日間も石搗にかかったが、その間、音頭の歌詞を二度と唄わなかったという程で、近郷きっての音頭取で、方々から招かれるほど有名でした。
そのため自然と家業がおろそかになってしまい、遂に産を傾け、次代の仙右ヱ門さんは北海道に移住されました。なんでも、移住先で村会議員にもなって成功されたそうです。

※碑名には「明治六年三月十八日、義山英忠信士観世音松乃戸姓名仙右ヱ門」と記入されています。

INFOMATION

名称 音頭取りの碑
所在地 富山県黒部市荻生

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